タイコーヒーの面白さを伝えたい。「コーヒーセッション」もりじさんにインタビュー

コーヒーセッション タイコーヒー タイ

こんにちは、タイ人になりたいよしだ(@ysdasyk)です。

タイコーヒーを広める活動をしているもりじさんにインタビューをしました!👏👏

タイといえばなにを思い浮かべますか?

象、カオマンガイ、プーケットなどのリゾート…というイメージが強いと思いますが

実はタイって世界有数のコーヒー生産国のひとつで、最近はタイでちょっとしたコーヒーブームが起きているそうです。

今起きているコーヒーブームよりずーっと前からタイコーヒーと深い関わりがあるもりじさんに、コーヒーのことはもちろん、タイ文化のこと、大好きなタイポップスのことなど、お話を伺いました。

 

「コーヒーセッション」店主 もりじさんプロフィール

コーヒーセッション タイコーヒー

店舗を持たない移動タイコーヒー屋「コーヒーセッション」店主。

「THAILAND COFFEE ✖️???」をテーマに、《熱い思い、ストーリーのあるモノ、コト、場所 and 人》とタイコーヒーでセッションする活動を行っている。

コーヒーセッション タイコーヒー

▶︎「コーヒーセッション」Instagram @coffee_session_

 

出店情報

毎週月曜 蜃気楼珈琲
@shinkirou_coffee | Google Map

毎週水曜 Rhythm and Betterpress
@rhythm_and_betterpress | Google Map

 

タイコーヒーを通して、タイカルチャーに興味を持ってもらいたい

タイコーヒー コーヒーセッション

もりじさんはどんな思いで「コーヒーセッション」の活動をしているの?

タイコーヒーの美味しさや、その背景にあるカルチャーや人の面白さを伝えたくて!

もりじさんが思うタイコーヒーの面白さとは?

タイのコーヒーカルチャーはここ数年ですごく発展しています。いわゆる「サードウェーブ」の波がバンコクを中心に来ているんです。

今までコーヒーショップやカフェで過ごすのは外国人ばかりでしたが、近年はコーヒー自体に興味を持つタイ人が増えました。SNSの発達もあり、若い世代がカフェに行くことがイケてる文化になっていると思います。

そして、本当に魅力的な店が増えていたり、タイ人ならではのセンスを感じます。

それを作り出すバリスタやロースター、そして、そんな変化に良い影響を受けている生産者たちに、また色々なストーリーがあります。

わたしが行っている「コーヒーセッション」では、コーヒーカルチャーももちろんですが

それだけではなく音楽、食、ファッション(民族の模様など)、習慣、色々な角度から面白いタイを伝えたいと考えています。

なるほど。このコーヒーカルチャーだけでなく、タイにまつわるあれこれも一緒に伝えたいと。

はい。それが、コーヒー生産者と消費者を繋げることにもなると思います。

お店の名前である《コーヒーセッション》とはどんな意味があるのですか?造語かな?

造語です。

この言葉は数年前からずっと温めていた言葉でして・・・

もともと音楽が大好きで、中でも「ジャムセッション」を聞くことが大好きです。

「ジャムセッション」ってあらかじめ決められた楽譜やアレンジにとらわれず自由に即興で演奏することなのですが

その演奏ってその瞬間にしかできなくて、その時の空気感(グルーヴ)やその時にいるミュージシャンによって様々でいつもワクワクするのです。

(余談ですが小学生の時にピアノを習っていてよく父とベースやギターでセッションのまねごとをしていて、それがとても楽しかった思い出もあります。)

そんな「セッション」をコーヒーを通してできないかと考えていて

「THAILAND COFFEE ✖️???」となりました。

 

タイコーヒー コーヒーセッション

コーヒーセッションの看板やロゴに書かれているタイ語 เชื่อม มิตร (チュンミ)はどんな意味?

よくぞ聞いてくれました!!!

เชื่อม มิตร は「友達を繋ぐ」という意味で、日本語が堪能なタイのお姉ちゃんに考えてもらいました。

あまり、タイ人は使わない言葉でちょっと古くて少し懐かしい感じの名前だそうです。田舎にあるスナックとかによくある名前だそうで。

そんなところも親しみがあって気に入ってます。

私がやるので、スタイリッシュで洗練されたというより親しみやすくてなんかゴチャゴチャしてる。けどなんか面白い。そんな感じを目指してます。(笑)

 

青い看板に書いてあるタイ語 โมริจิ (モリジ) はもりじさんのことだよね?

はい。ちゃっかり名前も入れました。

「もりじ」はわたしのアダ名です。苗字は「ふじもり」で、そこから「もりじ」。高校生の頃からずっとこのアダ名です。

「もりじのコーヒー」のインパクトが強すぎて、「コーヒーセッション」がなかなか浸透しないという現象が起こっています…(笑)

名前は「アヤ」というなかなか可愛い名前があるんです。(笑)タイ人は発音しやすいから「アヤ」と呼ばれることが多いですよ。

 

タイのおすすめコーヒーショップ

タイコーヒー

もりじさんがタイコーヒーに興味を持ったきっかけはなんですか?

大学3年生の時に行った「タイ長期フィールドスタディ」という体験学習プログラムでタイコーヒーに出会いました。

フェアトレードコーヒーを研究するために8ヶ月間タイのチェンマイに滞在したのですが、そこで、コーヒーとタイに魅了されてしまいましたね。

チェンマイにあるコーヒー生産者の村で、コーヒーチェリーの収穫から生豆になるまでの観察やお手伝いをしたり…。コーヒー生産者である山岳民族(カレン族やアカ族など)の文化にもハマりました。

彼らは、わたしのことを本当の家族のように迎え入れてくれて。

お世話になった彼らにいつか恩返しがしたい、というより「彼らが情熱を持って作った豆にちゃんと付加価値をつけて伝えたい」という目標ができました。

 

タイでおすすめのコーヒースタンドやカフェがあれば教えて欲しいです。

おすすめのコーヒー屋さん、たくさんあります!

まず、バンコクならば「Roots

バンコクに3店舗あるコーヒー屋さんです。

Roots」の素晴らしいところは、タイ豆のラインナップが多く力を入れているところです。タイには、タイの豆すら置いてないコーヒー屋さんも多くあるのに…。

そして、コーヒー以外のドリンクも魅力的です。もしバリスタとして働けるのであれば、ここは1度働きたい(笑)

 

次に、チェンマイの「TASTE CAFE

チェンマイに2店舗あるコーヒー屋さんで、私のタイのお兄ちゃんのカフェです。

ひいきめなしに、洗練された空間とクオリティーの高いドリンクが出てきます!!私がお世話になったコーヒー生産地から豆を仕入れ、焙煎しています。

そして熱心なコーヒー勉強家でもありオタクなので、面白い実験をたくさんしています。

面白い実験とは?

これはちょっとマニアックなのですが…

《焙煎前のコーヒー豆(生豆)をパッションフルーツジュースに漬け込み、それから焙煎する→ジュース風味がするコーヒーになる》などの実験をしています。最高でしょう!!!!

え、想像できない…!チェンマイへ行ったら絶対行きたい…!

 

タイでホームステイしていた家族に会いたい

今はコロナで渡航が難しいけれど、タイでまず行きたい場所ってありますか?

コーヒーの生産地に行きたいです。私の妹がメーホンソン県で半年くらい前にコーヒーショップを始めたのでそこにも行きたいな。

もりじさんの妹はタイに住んでいるの?

ややこしくてごめん!!

この妹というのは、私が家族のように仲良くしているカレン族のコーヒー生産者たちの娘のことです。

学生時代に一番長くホームステイしていた家族で、彼らは今でも私のことを「日本人の娘」と言ってくれています。

タイコーヒー コーヒーセッション

余談ですが、去年のクリスマスに突然彼らからテレビ電話で「メリークリスマス!!!」「元気なのか?」「いつチェンマイへ帰ってくるの?」と連絡がきて。大号泣しました。

コロナの前は、毎年彼らの村へ行っていたのですよ。12月〜2月頃のコーヒー収穫期に。だけど今は行けないから…。

それは恋しいね。はやく会いたいですね。

 

その家族である、もりじさんの妹がコーヒーショップをはじめたと。

はい。彼女、どうやらラテアートに苦戦しているみたいなので教えに行きたいです。あと、抹茶ラテを作りたいと言っているので一緒に抹茶ラテを開発したいですね。

抹茶ラテ?

タイ人は「抹茶」が大好きなんですよ。

だから抹茶ラテを開発して、「AYA抹茶」という名前で出してもらおうかと企んでいます。(笑)(あ!!AYAは私の名前ね!)

 

もりじさんはタイの音楽も好きですよね。

好きです。タイで、レコードも掘りたいな…。イサーンで本場のモーラムショーも観に行きたいです!

音楽フェスにも行きたい!Cat Expoは絶対に行きたいですね。

temp.Plastic PlasticTELEX TELEXsのライブは絶対に観たいな!

 

大好きなタイの音楽について

タイコーヒー

今イチオシのタイポップスの曲があれば教えて!

今、まさによく聴いているのがtemp.Plastic Plastic

temp. のアルバム「HIBISCUS」が最高。シティポップ感満載なんだけど、やっぱタイポップなんだよね…。おしゃれタイポップです。

 

Plastic PlasticのEP「Mojito」、これはド好み。

2曲目のร้อน (boiling)という曲、日本語で歌っている部分があって、それが可愛い。日本人が歌ってるのかな??

 

もりじさんはタイポップスが好きで、わたしにもいろいろと教えてくれますよね。ふだんやっているコーヒー屋さんではどんな曲を流しているの?

基本的にはモーラムやルークトゥンのレコードを流しています。

毎週月曜日にやっている「蜃気楼」での出店は昭和歌謡も流してます。地下スナックだった場所というのもあって。

そこではお客さんがレコードを持ってきて自由にかけるというスタイルにしていて、レコードを持ってきてくれる人もちらほらいます。

そういう時は主に昭和歌謡がほとんどの空間になるのだけれど、わたしはタイ音楽にもたくさん触れてほしくて布教活動してますね。

レコード以外だと、SpotifyでPlastic Plasticerectric.neon.lampなどのタイポップスを流してます。

 

モーラムなどのタイレコードはどこで手に入れるの?

タイレコードは東京の赤羽にある「ISAN`S(イサーンズ)」で買うことがほとんどです。

ここはイサーン音楽専門ヴィンテージレコードのお店で、最高なのでみんな行ったほうがいいです…!

▶︎ISAN’S @isansakabane

 

移動タイコーヒー屋「コーヒーセッション」のこれから

タイコーヒー コーヒーセッション リズム アンド ベタープレス

移動タイコーヒー屋「コーヒーセッション」の活動を通して、これからやりたいことなどありますか?

まずはタイへ行きたい。コロナが落ち着いてタイへ自由に渡航ができるようになったら、生産地を周りたいです。

自分の足で回って、生産者から直接豆を買うということ?

そう!!まずはちゃんと豆のクオリティや彼らのパーソナリティを自分の目で見て感じたいと思っています。

セッションには熱い想いやストーリーが必須ですから!!いい豆をたくさん日本に届けたいですね。

ただ、コーヒー豆の輸入は簡単にできないので、叶えるために超えなければならない壁がいくつも待ち受けています…。

なるほど、コーヒーを提供するだけでなく、コーヒーバイヤーとしても活動したいのですね。素敵だ。

そうです。そして、これもコロナが落ち着いてからの話になりますが、移動タイコーヒー屋「コーヒーセッション」の出店を日本だけでなく、チェンマイやバンコクのコーヒーイベントでもしてみたい。

それこそ、タイコーヒーの生産者たちと一緒にコーヒーを淹れたい!!!

それまでは日本での活動に注力します。

タイカルチャーを発信している人や、タイに関連する場所とセッションすることに興味があります。たとえば…タイフェスとか!

とはいえ、ジャンル関係なく、熱い想いや熱意がある人と随時セッションをしたいですね。タイコーヒーを通してタイ文化を伝えたり、友人を繋いでコミュニティ作りしたいです!!!

 

▶︎「コーヒーセッション」Instagram @coffee_session_

 

アライズコーヒー

BGMはタイポップ。アライズコーヒーへ行ってきたよ【清澄白河】

2019-06-27