タイ人がタイで歌うことを目的とした曲ならタイ語が使われていて当然・・・だと思いますよね。最近だと英語の曲も多いですが、たまに、突然、日本語を放つ曲もあります。信じられないですよね。
そんなかんじで、今回は、突然日本語ラップを放つタイの曲にフォーカスを当てて、2曲紹介します!
タイのポップバンドYENTED – Her
ドラマティックなポップバンドYENTED。プロデューサーのCHOCOLATE-Tと日本のラッパー、アラリョウジとコラボした楽曲「Her」。
タイ語と英語で切なく歌い上げ、気分が高揚してきていい感じになってきた2回目のサビのあと、突然の日本語ラップが入ってきます。
日本の方とコラボしていますから、まぁ、違和感ないですよね。日本語を使った理由が分かります。だって日本人だし。
アイドル大好き宅録ラッパー markmywords. – Oshihen
宅録ラッパーmarkmywords. 。この曲も突然日本語ラップが入ってきます。
markmywords.はアイドルが好きなタイ人男子のソロプロジェクトですから、なぜ日本語を使ったのか謎です。日本式アイドルを追いかけているうちに日本語を覚えたのかなぁ。
「好き好き、大好き」と、(おそらく推しに対して)愛情が溢れているラップ、かわいらしくて曲になります。
日本語とタイポップスの距離は意外と近い

タイ人がタイ語で歌っているバンドなのに、CDの紹介文がなぜか日本語。(DOUBLETHINK 101 – OverMe)
日本語を使ったタイポップス、実は探せばいろいろと出てくるので珍しいものではありません。日本人をターゲットにしていないのに日本語を使っているなんて面白いですよね。

日本人が歌詞を書いたもの、日本語が得意なタイ人が書いたもの、Google翻訳してそのまま歌っているものなど、日本語歌詞の種類(?)は様々です。
日本人が思いつかない文脈が逆に良くて短編文学のように感じたり、こんな表現があったのかと心躍る発見があったりするので、私は日本語を使ったタイポップスが好きです。
