こんにちは!タイ人になりたいよしだ(@ysdasyk)です。
わたしは、うつ病などの精神疾患といっしょに生きています。
なので普段からメンタル系の情報に触れることが多いのですが、ここ数年、メンタルヘルスの話題や体験談を発信する人がグッと増えたなと感じます。
…すごくうれしいです!!
『うつ病で、心療内科に通って治療しています』などの発信を見るたび、「この発言をするのにたくさんの勇気が必要だっただろうな」と拍手を送りたい気持ちになります。
そして、その発言が同じような問題を抱えた誰かの心の支えになるのだろうと思うと、ありがたい気持ちでいっぱいになります…。ありがとう…!
体験談や情報共有は本当にありがたいです。わたしも、自分が持っている疾患名をインターネットで検索して、体験者の発信を読んだり見たりして救われたことが何度もあるからわかる。
そんな感じで
今回は、YouTubeでメンタルヘルスの話をしている動画を5つ紹介します。
どの動画もわかりやすくて、思いやりと優しさに溢れている、わたしの大好きな動画です。

Contents
動画1.確実に俺HSPでしょう!! 皆んなはどう?【繊細さん】 PDS
別荘DIY、料理研究などを発信しているPDS株式会社のダンテさん。
この動画では、《HSPとはなにか?》《HSPの克服方法や付き合い方》について話しています。

ダンテさんはHSPに当てはまるそうで、「敏感気質だし、音や人の反応などを気にしてしまう」と話しています。
「HSPの特徴に当てはまる人は僕と同じですね」とやさしく伝えるダンテさんに向けて
『HSPは大変だけど、ダンテくんとおそろいならまあいっか〜って思えた!』
というリスナーからのコメントがあって、おそろいって表現や捉え方がすてきだなと思いました。
動画2.精神科行ったら躁鬱病でした
「今から精神科へ行ってきます」
「行ってきました。躁鬱と診断されました」
YouTuber よききさんが躁鬱について話している動画です。
以前から気分の浮き沈みが激しい性質で「もしかしたら躁鬱なのかな?」と思っていたそうですが
メンタルクリニックへ行って診断されて治療をはじめると、自分が自分でなくなりそうだから今まで行かなかったそうです。
でも、頑張りたくても頑張れない時に邪魔だったのが躁鬱の症状だと気づいて、今回精神科を受診したそう。

躁鬱と診断されたことは前向きに捉えているそうで、「躁鬱がなんだ」「自分の性格に名前がついただけだ」と話しています。
この動画は、心療内科・精神科を受診することを迷っている人に見てもらいたいな。
動画3.インナーチャイルドを癒すために心理カウンセリングに通います【承認欲求】
美容系YouTuberの佐々木あさひさん。
この動画では、「自分のインナーチャイルドと向き合い、癒すためにカウンセリングへ通います」というお話をしています。

インナーチャイルドとは「自分の中にある子どものままの自分」のこと。
どんな人でも、癒しきれていない子どもの頃の辛かった体験が残っており
その影響で、大人になっても毎回同じようなことで同じような失敗をしてしまう傾向があると説明しています。
そのインナーチャイルドは、「トラウマの度合いとか関係なくみんな思ってしまうことだ」とも。
この話は、生きることに違和感を感じていない人にも関係ある話だと思うの。
だってみんな昔は子どもだったし、自分のことに関心があるでしょう?
動画4.シリーズうつ病②どうしても頑張りすぎてしまいます。仕事人間、真面目、完璧主義
高須クリニック名古屋院院長、高須幹弥先生の動画です。
《頑張りすぎてしまう人はどうすればいいか》という質問に対して「休んで回復しましょう」と話しています。
- まず、頑張りすぎてしまう人が頑張り続けると難治性のうつ病になって復帰困難になる可能性がある
- 頑張りすぎる→エネルギー不足→セロトニンが枯渇→活動意欲がなくなる→うつ病
- 客観的に評価して行動に移すのが大事
- 客観的に見るために、今の自分をRPGの主人公みたいに考える。置かれている状況やHP(ヒットポイント)を観察する
- HPが0に近いボロボロの状態だったら、一旦宿屋に泊まってHPを回復しなければならない
真面目で頑張りすぎてしまう人ほど、疲れている自分を認めること自体むずかしいと思いますが
あなたの幸せがみんなの幸せ・世界の幸せなので、自分の欲求ファーストで生きて欲しいなと思います。
動画5.シリーズ不眠症⑥うつ病の不眠に朝散歩が有効である理由を説明します。
こちらも高須幹弥先生の動画です。
《うつ病の不眠》について話でいます。
- うつ病が治らないと不眠は治らない
- うつ病の不眠に対して最も効果的な治療は「朝散歩」である
- 不眠になったとき、多くの人が精神科を受診して抗不安薬や睡眠薬をドサッともらう。薬が効くのは最初だけで、そのうち効かなくなることがほとんど
- 本当はうつ病の原因をなくしたほうがいい。ストレスがない生活を送ったほうがいい
- しかし、今の日本は簡単に仕事を辞めることができないので、だましだましうつや不眠と一緒に生活している人が多い
不眠症は国民病だと言われるくらい特殊な病気ではありません。もちろんうつ病もそう。
特殊な病気ではないから、よく聴く話だから、問題視されず根性論でどうにかしようと考える人が多いです。
今、あなたがうつ病や不眠の悩みがなくて一生関係なさそうに思っていても、この動画だけは見てほしいな。
たとえば、大事な人がうつ病や不眠になったとき、より親身になれるし「朝散歩がいいって高須先生が言ってたよ」と助言できるでしょう。
朝散歩ができなくても、セロトニンは心身ともにバランスをとる物質で、それが健康に必要だということを知っていれば混乱せずにすみます。

メンタルヘルスの話題は暗くない
メンタルヘルス(心の健康状態)の話題は暗く思われがちですが、わたしは前向きな話題だと思っています。
その人にとっての人生の課題がメンタルヘルス関連なだけです。
メンタルヘルス関連の問題を解決なり攻略なりすれば、今より生きやすくなるかもしれないから、メンタルヘルスについて考えるのです。
メンタルヘルスについて考えている人がいたら、話を聴いてあげて。聴くだけでいいから

誰かがメンタルヘルスについて話しても、大抵わたしたちは「なんて声をかけたらいいのかわからない」状態になります。
たとえば
「最近うつっぽいんだよね、ときどき、夜になると、もう仕事も生活も全部手放して逃げたいなって思うときもある。本気じゃないんだけどね。笑」
なんて言われたら….
声をかけなくていいです。頷いたり、聴くだけでいい。
気の利くようなコメントは何も必要ありません。
自身のメンタルヘルスのことを考えて誰かに話したいと思っている人は、たくさんの恐れを抱えています。
たとえば、
かまってちゃんに思われないだろうか、
心を許して安全な相手だろうか、
考えすぎだって言われないだろうか、
引かれないだろうか、
もっとつらい人はいるよって言われないだろうか、
変な人間に思われないだろうか、
ねえ、こんなことを考えている自分はやっぱり間違っているのだろうか…
↑こんな感じです。
話を聴くことが、「あなたは間違っていないよ」「あなたがつらいと感じるのは正しい反応だよ」と認めてあげることにつながります。
自分の内側と向き合っているその人がやっていることは前向きなことですし
だれかと心の健康の話になったときは、ただ話を聴いてあげてほしいです。
そして、あなた自身が問題を抱えて辛くなったとき
まずは自分の心の声を聴いてあげて、自分の何が満たれていないのか・どんな欲求を持っているのか確認してください。
頭が混乱しているときは、人に話すととてつもなく楽になります。
オンラインカウンセリングのCotree(コトリー)を使って専門家に話を聴いてもらうのもひとつの手ですし。
(わたしもCotreeでマッチングした心理士さんのカウンセリングを受けています。自分でカウンセラーさんのプロフィールを見て選べるのでおすすめです)
どうせ生きるなら生きやすいように生きましょ。
