虐待による後遺症。メンヘラだった私が、とりあえず生きてみた話

ysdasyk 小話

こんにちは!タイ人になりたいよしだ(@ysdasyk)です。

この記事は、子どもの頃虐待を受けていて自殺未遂を繰り返したけど、今はまぁ受容できているよ★ということについて書いています。

別に暗い話じゃないですよ。あ、暗いか。

「親子関係に悩んでいる」「もしかして私の親って毒親?」「あれって虐待だったのかな?」という人に読んでいただきたいです。

 

虐待ってなに?しつけと虐待の違いは?

自分のことを話す前に、まずは虐待とはなんなのか?データで見るとどんな感じなのか?そして、後遺症はどういったものがあるのか?これら3つのことについて書きますね。

 

虐待(ぎゃくたい、英:abuse, maltreatment)とは、むごい扱いをすること。繰り返しあるいは習慣的に、暴力をふるったり、冷酷・冷淡な接し方をすること。

出典:虐待 – Wikipedia

この記事で書く虐待の対象は子どもです。

 

しつけと虐待の境界線

  • しつけ
    教育が原点で、ルールとか最低限のマナーを教えるもの
  • 虐待
    感情をぶつけるもの

例えば、危険な火遊びをする子どもを「そんなことしちゃ危ないでしょ!」叱るのはしつけで、「お前はバカだから死んだほうがいい」などの暴言を吐くのは虐待だと思います。

 

虐待の種類と特徴

一言で虐待と言っても様々な状況があります。

  • 身体的虐待

児童の身体に外傷を負わせる、または、負わせる可能性がある暴行をすること

  • ネグレクト

食事を与えないなどの育児放棄、同居人の虐待放置

  • 心理的虐待

暴言・脅し・無視、兄弟間による差別扱いなどの心理的な傷を与える行為

  • 性的虐待

子どもへの性的行為、ポルノ写真を撮ることなど。認知されにくいためデータに残りづらい

 

虐待に関するデータ

虐待通告件数は年々増えている、というニュースを見かけたこともあると思います。1990年と比べると約100倍の件数だそうです。

全国の警察が2017年に、虐待の疑いがあるとして児童相談所(児相)に通告した18歳未満の子どもは、前年比約20%増の6万5431人に上ることが8日、警察庁のまとめで分かった。

出典:急増する児童虐待—その社会的な背景を探る | nippon.com

また、ニュースになっていないだけで、虐待死は年間69件〜99件だと言われています。

虐待による死亡事例は年間50件を超え、1週間に1人の子どもが命を落としています。

出典:オレンジリボン運動 – 子ども虐待防止

 

実際にあった事件

ニュースで大きく報道された事件のひとつとして、2010年に発生した「大阪二児置き去り死事件」があります。

23歳の母親が、3歳の女児と1歳9か月の男児を自宅に約50日間放置し餓死させた事件です。

大阪二児置き去り死事件をもとにした映画「子宮に沈める

この事件のように、子どもが死んでから話題になることが多いけど、死んでないだけで虐待を受けてる子どもはたくさんいるだろうなと思います。

 

虐待による後遺症

身体的な影響

  • 早い時期から、さまざまなストレスに晒されてきた子どもは、免疫系老化が進みやすい
  • 扁桃体が健常者に比べ8%以上小さくなるため、うつ病になりやすい
心理的な影響

  • 虐待に関連する事項、人、活動などを回避し、記憶が抜け落ちる(解離性健忘)
  • 繰り返し親から否定され続けた影響を受け、劣等感や無力感を持ち、自分に対する評価が低くなってしまう

「 三つ子の魂百まで」という諺があるように、幼少期の親子関係は子の一生を左右します。

しかも、自分が虐待を受けてきた事実は、気づきにくいです。虐待を受けることがが普通だったし、それって虐待じゃないかって言われても、「大袈裟wwwウケるwww」くらいにしか思わない。

例えば親切な誰かやお医者様が「虐待の後遺症ヤバイね」って言ってくれても「そんな・・・私の存在価値が低い理由を親や家庭環境のせいにするなんてできない・・・」なんて思ってしまって、認めることができない。

私がポンコツなのは私のせいって、幼い頃から洗脳されてきたんだもん。

私も未だに自分のことを「親に虐待されてましたーなんて大袈裟に言ってるだけなんじゃないか?嘘なんじゃないか?私はダメな子だから殴られて当然だったし・・・」なんて思う。罪悪感マックス。こういう気持ちも虐待の後遺症だと思う。

 

虐待を受けていた人間は幸せになれないの?

生きづらさを抱えている人の中には、心療内科でアダルトチルドレン、境界性パーソナリティー障害などの診断を受けた人もいると思います。

アダルトチルドレン(Adult Children)とは、「機能不全家庭で育ったことにより、成人してもなおトラウマを持つ」という考え方、現象、または人のことを指す。

出典:アダルトチルドレン – Wikipedia

境界性パーソナリティ障害(きょうかいせいパーソナリティしょうがい、英: Borderline personality disorder ; BPD)は、境界型パーソナリティ障害情緒不安定パーソナリティ障害(じょうちょうふあんてい-、Emotionally unstable personality disorderとも呼ばれ、不安定な自己 – 他者のイメージ、感情・思考の制御不全、衝動的な自己破壊行為などを特徴とする障害である

出典:境界性パーソナリティ障害 – Wikipedia

お医者さんに病名を言われたからって悲しまなくてもいいです。たまたま当てはまってるだけ。

私もお医者さんに言われたときはわんわん泣いたけど、今じゃ、だからなんだよって思ってます。アダルトチルドレン、境界性パーソナリティー障害は病気じゃないです、性質です。名前がない病気や性質だってたくさんあります。

(私はみんな障害者で病気持ちで、正常な人なんていないと思ってる。そもそも正常とか普通ってなんだよって話)

ただ、名前がある病気や状態に当てはまるのはラッキーです。生きづらさを解消させる方法を考えることができるから。前向きに考えるとハッピーです。

生きづらさを解消させる方法のひとつとして、癒しのワークブックで自分のことを見つめなおすのは良い方法です。

見つめなおすのって結構キツいけどね。まずは自分のことを知ることから。

 

承認欲求との付き合い方を振り返りたい時は、この本を読むと心の仕組みがわかりますよ。

 

虐待を受けていた自分を振り返る

よしだ(Lv0)を抱く母親

私の場合は主に母親から虐待を受けていました。父親は母親の助手みたいな感じでしたね。

よしだ
虐待は事実なんだけどさ、大袈裟に表現してるんじゃないのって自分で思っちゃう。

 

自分が虐待を受けてきた事実は、気づきにくい

暴言・暴力・兄弟差別な日々により「無価値な人間」だと刷り込まれる子ども時代

16歳の時、自殺未遂して病院へ運ばれる

Youうつ病ですね

心療内科へ通いつつカウンセリングを受ける

自傷&薬漬けの日々

「薬飲んでるしメンヘラだし、やっぱり私は普通じゃないのか。普通になれないのなら死のう」

自殺失敗。生きてる

精神科病院の閉鎖病棟にぶち込まれる

退院後、実家を出て一人暮らしをはじめる

 

今考えるとちょっと暗い青春時代でしたが、当時はすべて正しいことだと思っていました。

「あなたがうつ病っぽいのは、母親との関係が悪いからだと思う」と友人に言われて考えはじめたのが16歳のとき

「あ、私、親から虐待受けてたわ」と気づいたのは20歳超えてからでした。

よしだ
私にとっての普通が「暴力のある生活」だった。

 

虐待を受ける子どもが大人になってから困ったこと

自己肯定感が低い

なにをしても「死ね」って言われる子ども時代を送ってきたので、自己肯定感が低くなっちゃいました。親が子どもをゴミみたいに扱うと、自分で自分のことゴミだなぁって思うようになっちゃうんですよ。

そのおかげで、冷静に考えると「あ…私生きてる価値ないやん…ゴミクズやん…」なんて思ってしまうのですが、まぁそうやって考えるの飽きたよね。

 

基本的には自分のこと大好きです。好きっていうか、笑顔で過ごせている時は自分すごいなって思う。親の代わりに自己肯定感を育ててくれた友人と恋人のおかげで生きている。

ただ、ちょっと冷静になるとすぐ鬱モードになる傾向があります。この気持ちとは一生付き合っていくのだろうな。

 

普通の感覚がわからない

親が子どもの誕生日を祝うとか、一緒に食卓を囲むとか、暴力がない家とか、そういうアニメとかドラマみたいな生活を想像できません。なので、友人や恋人から家族の話を聴くと驚くことが多かったです。

恋人が、「お誕生日は親から電話がくる」と話してくれたとき、「え?なんで親がそんなことするの?」と聴いてしまって不思議な顔をされた覚えがあります。多分、親が子どもの誕生日を覚えているのが一般的なんだと思う。頭ではわかっているんだけど、ちょっとよくわかりません。

 

絶望したり鬱になることが普通になってる

気をつけていないと、すぐ希望を捨ててしまいます。

今のところハッピーだし、前向きだけど、いつ突発的に希望を捨ててしまわないか心配です。希望を捨てて息苦しくなったり、自傷や自殺を考える状態になるのがトラウマです。

自己否定の海に溺れるのは苦しい。

 

素敵な親子関係という幻想

不思議なことに、私は母親のことが大好きなんですよ。

私の人生がボロボロなのは母親のせいだと恨んでいたし、責めた時期もあったけど、大好き・・いや、大好きになりたい。

母親に虐待されていて傷ついていた、ということに気づいたのは大人になってからでした。辛かった気持ちをわかってもらいたくて、何度も話し合いをしたし、手紙もたくさん書いて渡した。

母親は悪気があって虐待していたわけではないのです。多分、子どもの愛し方を知らなかっただけ。

 

私はお母さんに愛されたい

「お母さんに愛されたいという気持ちが消えない」

一番厄介な後遺症はこれです。まあ、普段はそんな気持ち忘れているし、ほとんど諦めているんだけど。心の奥底では「愛されたい」って思っていると思う。愛されたいというか、存在を肯定されたい。笑顔で過ごすことを認めて欲しいと言うか・・・。

私は今でも、泣くのをやめられない夜を過ごすことがあります。母親は長年染み付いた癖で、私のことを貶すときがあります。例えば・・・目があったら、よく顔が気に入らないって言われます。なにもしてないのに。

よしだ
傷つくからやめて、と伝えても余計傷つくことを言われるだけだから・・・伝える気力もなくなってきちゃった。

もう、母親と仲良くしたいという夢を捨てようと思ったこともありますが、諦めきれないんですよね。愛されていると感じなくても、私は母親のことを愛してるし、愛したいのです。

多分一生叶わないけれど。

 

完璧な人間なんていない

パーフェクトな親なんていないし、正しい子育てマニュアルなんて売っていない。それは親子関係に限らず人間関係すべてに言えることです。ロボットみたいに完璧な人間なんていない。

母親だって、一生懸命だったと思います。私は母親を許しているし、理解したいと思っています。

まずは、母親に貶されたときに「それは傷つくからやめてほしい」と言えるように努力します。冷静じゃない相手に言い返すのはこわいんですけど・・・。「お前はバカだからやめてほしいなんて言う権利ない」って言われるのが目に見えてるけど・・・。目の前で泣くのも嫌だし・・・。

 

まとめ

精神科病院の閉鎖病棟を退院したとき、「その気になればいつでも死ねるから、とりあえず生きよう」と思いました。その時見上げた空がとても青かったのをよく覚えています。

とりあえず生きていて正解だったかなと思います。

だって、昨日より今日の方が生きやすいと毎日感じるから。

苦しいとか痛いとか寂しいって気持ちは、できるだけ感じないほうがいいと思うんですよ。絶対に後遺症が残る。私は苦しい思いをしないと幸せになれないなんて嘘だと思います。苦しいとか痛いとか寂しいって気持ちは避けた方がいい。

私は子どもの頃、母親にしてもらいたかったことを、周りにいる人たちにしたいと思って生きています。そしたら、優しい気持ちが伝染して、優しい世界になると思うから。

 

よしだ
命は可能性です。どんな状態でもいいから、希望を諦めないでね。