こんにちは。タイ人になりたいよしだ(@ysdasyk)です。
この記事では、地方で行うイベント集客の方法をお伝えします!
今はコロナでオフラインイベントは少なくなってしまいましたが、《情報をほしい人に正しく伝える》という目的はオンラインもオフラインも同じだと思うので参考になると思います。
2020年2月、名古屋ではじめて音楽のイベントを行い、集客で満席にすることができました。

Photo : STUDIO MUSHROOM IRON
開催したのは、タイの音楽をみんなで聴いて交流する「アジアのポップスを聞き倒す会」というイベント。
タイの音楽というニッチなジャンルのイベント、興味がありそうな知り合いはいない(そもそも知り合いや友人がほとんどいない)場所での開催、おまけに地方
そんな環境でも、席がすべて埋まり、売り上げ目標も達成できました。
生活スタイルや平均年齢、もちろん人口も全く違う首都圏と首都圏以外の地方。それぞれ集客のコツがちょっと違うんじゃないかな、と思ったので、今回行った集客方法も踏まえて気付いたことをシェアしますね。
- 集客に困っている人
- イベント集客の体験談を知りたい人
- 地方でのイベント開催で苦労している人
Contents
イベント集客、満席にするコツ3つ

Photo : STUDIO MUSHROOM IRON
集客のコツ①欲しい人に情報を届ける
魅力的なイベントを企画しても、欲しい人に情報が届かないと意味がありません。
SNSで告知するのは良い方法ですが、もっと広い範囲に情報が届くよう工夫してみましょう。地方情報サイトにイベント情報を載せてもらえないかお願いしたり、イベント告知サイトに登録してみたり。
SNSで広告を出すのも良いと思います。

運営メンバーのSNSで告知したほか
- イベントに関連性がありそうなメディアにプレスリリースを送り、イベント情報を掲載してもらった
- 誰でも登録できるイベント告知サイトに情報を載せた
- フライヤー(チラシ)を作って配布した
これら3つのことを行いました。
集客のコツ②わかりやすく説明する
イベント情報は超わかりやすく簡潔に説明をする必要があります。
情報が溢れていていつも脳みそが疲れている私たちは、インターネットの文字なんてそういちいち細かいところまで読みません。というか基本文字は読まない。眺めるだけ。
「せっかくイベント告知をするんだし、ちゃんと情報を伝えたいな。まだまだ物足りない気がする」と欲張って長文を書きたくなる気持ちはわかるんだけどねぇ・・・あれこれ書いても誰も読まないし離脱率が上がるだけだと思います。(さみしいね)
⚫︎どんなイベントか説明するとき
タイポップスを発信&共有する音楽交流イベント
⚫︎イベントの見どころ&トークテーマ
「なぜにこんなにおしゃれ&かっこいい音楽がタイで大増殖中??」その理由を大解剖!
集客のコツ③情報をオープンにする
主催者、運営メンバーなど、いわゆる“中の人”の情報をオープンにしておく。
イベントに参加する人は少なからず不安を抱いています。誰も知り合いがいない場所へ行くなら尚更です。
当日登壇する人のプロフィールやSNSのアカウントを掲載しましょう。主催者や運営団体の名前をGoogle検索したとき、詳しい情報が出てくるようにしておくとより良いです。
イベント情報を知って「ちょっと気になるな」と興味を持ったとき、誰がなんのためにこのイベントを開いたのか知りたい人もいるはず。
“中の人”の名前を検索してもなにも出てこなくて正体不明だったり、出てきても薄い情報しか見ることができなかったら不安ですよね。その場合、イベントの様子が想像できなくて参加を見送る人も出てくると思います。(私はたまにあります)
- ゲストスピーカーのプロフィール文を作成、掲載
- 主催者の名前を記載
- 以前行ったイベントの様子の写真と、今回の会場の写真を掲載
イベント集客の振り返り
タイの音楽をみんなで聴いて交流するイベント「アジアのポップスを聞き倒す会」は2020年2月9日に行われました。
当日の4日前に席がすべて埋まったので定員数を増やし、最終的に25名の方が来てくれました。

イベント当日から数えると、10ヶ月前に「名古屋でイベントをしたいね」という話が持ち上がり、半年前の8月にイベント開催を決めました。ちゃんと動き始めたのは3ヶ月前の11月。日時と場所、予算、売り上げに対するギャラの配当などを決め、イベント情報を告知したのは2ヶ月前の12月です。
そこから当日まで何をしたか、参加申し込み数はどんなふうに増えていったのか、振り返ってみます。
▼イベントのレポート記事はこちら!
【タイムライン】イベント告知をしてから、当日まで
【54日前】2019年12月17日 イベント告知

準備が整い、運営メンバーのSNSで情報を告知したのは2019年12月17日。イベントの54日前です。
開催日が2020年2月9日でしたので、約2ヶ月前ですね。
イベント当日を迎えるまで定期的に告知を投稿。いいね!やRTで情報が拡散されました。

【45日前】2019年12月26日 メディアにプレスリリースを送る、掲載してもらう

関連性がありそうなメディアにイベント開催に関するプレスリリースを送りました。
「アジアのポップスを聞き倒す会 in 名古屋」はタイの音楽をみんなで聴いて交流するイベントですので、音楽情報系メディア2つ、名古屋情報系メディア2つ、タイ情報系メディア2つの合計6つにメールを送信。
そのうち、4つのメディアが情報を掲載してくれました。運営メンバーとメディアの中の人で繋がりがあったおかげだと思います。
イベント当日、私たちがプレスリリースを送ったメディアの記事を見てこのイベントを知りましたという方が何名かいらっしゃいました。

【44日前】2019年12月27日 イベント告知サイトに情報を載せる

イベント告知・集客サイトに情報を掲載。「こくちーずプロ」と「ジモティー」を使いましたが、集客に効果があったのはダントツで「こくちーずプロ」でした。


【31日前】2020年1月9日 フライヤー(チラシ)を配布

A5サイズのフライヤーを400枚作り、タイ料理屋やカフェなどの飲食店、ブティック、レコードショップなど11箇所に配布しました。
「フライヤー置かせてくれませんか?」とメール連絡をしても反応がなかったりするので、お店に突撃してお願いするのが効率良いと思います。
フライヤーはデザイン決めから配布までの作業が楽しいのですし、記念にもなりますが、、手間とお金がかかる割に集客効果がほとんどなかったように感じました。マストではないかなと。
#アジアのポップスを聴き倒す会 タイ編 in 名古屋のフライヤー、愛知県岐阜県各所に配布しました。自分の子どもが旅立った気分です…。
ご予約で席埋まりつつあります。嬉しいです。ありがとうございます!
アジポ会名古屋は2/9日曜行います🐨🇹🇭
▼イベント詳細https://t.co/ey1IByAADq pic.twitter.com/DQSjnNWsT5— タイ人になりたいよしだ (@ysdasyk) January 18, 2020
フライヤーの印刷は、ネット印刷サービスのラクスルで作りました。

【グラフ】イベント告知してから当日まで

まとめ:運営メンバーのおかげで集客が成功、楽しい場所づくりができた

運営メンバー&後片付けを手伝ってくれた方たちと。 Photo : STUDIO MUSHROOM IRON
イベント集客のコツを「私がやりました」という感じで書きましたが、私は「イベントを名古屋で行いたい」と言い出しっぺなだけで、ひとりではなにもできなかったと思います。
集客が成功したのは、運営メンバーの人脈や能力のおかげです。相談にのってもらいながら、企画を進めていきました。
当日来てくれたお客さんは25名。たったの25名だと思うかもしれませんが、まっさらな状態から25名集客できたのはすごいことだと思っています。
この記事が、「イベントを開催したいけど不安だなぁ」と思っている人の参考になれば嬉しいです。

関連リンク
- イベント告知記事
アジアのポップスを聴き倒す会 第8回 タイ編 in 名古屋|Yuki Lee アジアのポップスを聴き倒す会|note
アジアのポップスを聴き倒す会in名古屋 | STUDIO MUSHROOM IRON
- イベント集客で超参考にさせてもらった記事
海外インディーバンド 初来日ライブの広報・宣伝技術まとめ|中村 めぐみ|note