歯列矯正をはじめたのは24歳の時でした。タイ人になりたいよしだ(@ysdasyk)です。
大人になってから歯列矯正をした記録を書きました!
ビフォーアフターの生々しい写真、費用、期間、そして矯正を終えて歯のお手入れマスターになった私がオススメする口臭予防グッズの紹介など、何処よりも詳しく書いたので是非読んでください(๑•̀ω•́)و⋆*✩
Contents
大人の歯列矯正ビフォーアフター
- 費用 約200万円
- 期間 3年6ヶ月(※矯正装置をつけている期間)
- 抜歯 上段2本
矯正前は【上段】出っ歯ちゃん +【下段】ガタガタ不揃いでした。所謂「ガチャ歯」ですね。
とっても恥ずかしいけれど口の中のお写真を晒しますね・・・!
◀︎左側が矯正装置をつける前、
▶︎右側が矯正装置で歯並びを綺麗にしたあとです。


なぜ大人になってから歯列矯正をはじめたのか

2006年 真ん中がわたし。唇をすぼめて、歯を隠すのが癖でした。
歯列矯正しよう、と決めたのは高校3年生の時。
一生この歯並びで過ごしてもまぁ困らないけれど、綺麗な歯並びが欲しい。人生に不満を持つのはダサいし…ということで貯金を始めました。
歯列矯正の治療にかかる費用はぼんやり「100万円くらい」というイメージ。本当は今すぐしたいけれど、高校生がすぐ払える額ではありません。20代のうちに出来たらいいな〜となんとなく思いながら、生活の負担にならない程度にコツコツ貯金を始めました。
大人の歯列矯正にかかった費用とクリニックに通う頻度
今まで約200万円かかっています。
まず、治療を始める前に初期費用として約130万円払いました。

そして、治療を始めてから今まで5年間の通院で約60万円かかっています。
毎月の通院費・・・地味にキツかったな・・・。
矯正装置が外れた今もまだ通っています。あと5年くらいは、年に1、2回通うことになりそうです。
大人の歯列矯正。歯科の選びかた
とりあえずカウンセリングへ行ってみる
運命の人(矯正歯科)に出会えるまで探しましょう。
私は矯正歯科専門サイトを使って予約し、初診カウンセリングを受けました。とりあえず10件、話を聴きに行きましたね。その中から一番安心出来る歯医者さんを選びました。
人柄の相性もあるしちゃんと会話をしたほうが良いです。緊張せず会話ができて、信頼できる歯医者さんに出会えるまで探すことをオススメします。

歯医者さんによって治療方法が違う
矯正歯科なんて何処も一緒でしょう?と思うかもしれませんが、各々の先生の知識・技術の違いによって“流派”があり、治療方針や治療の結果で得られるものもまちまちみたいです。
わたしの知人に矯正を専門にしている歯医者さんがいます。私の歯並びを見て「よくこんな風に並べたよねぇ…どうやってやったんだろう…」なんて言ってました。私の歯を治療してくれた歯医者さんとは“流派”が違うみたいです。
私が選んだ歯医者さんは東京ですが、治療をはじめた2013年は東京に住んでおらず、名古屋や石垣島から通っていました。
何かトラブルがあった時は住んでいた場所から近い歯医者さんを紹介してもらうなど、とってもお世話になりましたが、知らない歯医者さんに治療をしてもらうのは不安でした。
このような余計な不安を消すために、通いやすい場所を選んだほうが安心できると思います。
私の場合はすぐ東京に引越すことが決まっていたため、東京の歯医者さんを選びました。はやく矯正したかったんですよね。
大人の歯列矯正を始めてから今まで

2013年8月 矯正装置を着けた直後。口の中が金属だらけ
2013年2月(24歳)
矯正歯科を探しながら、親知らずを抜歯。
2013年4月(24歳)
矯正装置をつけるまでの準備と精密検査。レントゲン撮影したり、矯正装置を作るために歯型をとったり。
2013年8月(25歳)
矯正装置を装着。私の場合、まず上段の装置だけ装着。
矯正装置を付けた直後、ストローを使って飲み物を飲もうとしたら、痛いし違和感あるしで上手く吸い込めなかったです。
2013年9月(25歳)
上段の歯1号を1本抜く。
2013年10月(25歳)
上段の歯2号を1本抜く。
2014年7月
やっと下段に矯正装置を装着。ここから上下共にワイヤーやゴムの力で歯並びを整える日々。

下段の矯正装置を装着したばかりの頃のお写真。
2016年10月
もうすぐ矯正装置を外せるね、という段階。
2017年1月
矯正装置を外し、後戻り防止のリテーナーを着ける。保定装置期間に入る。
2018年6月現在
保定装置を付けているので、後戻りゼロです。

歯列矯正の治療中に気づいたこと
矯正の痛みについて
歯が動くのでもちろん痛いです。鈍い痛みがジワジワくる感じ。
▼矯正中のツイート
矯正器具が痛いから、だれかにほっぺ撫でてもらいたい。(30分に1回くらいのペースで)
— タイ人になりたいよしだ (@ysdasyk) May 16, 2015
歯医者さんで矯正装置を調整した後は痛みでトマトすら噛み切れないぽよ。整えてる痛みだから気分は良いのだけれど、トマトもピーマンも食べたい。まぁ、思っているより痛くはないと思うので歯並び気になる人は歯列矯正おすすめ。
— タイ人になりたいよしだ (@ysdasyk) September 12, 2016
矯正装置を調整したあとは痛くて眠れない日もありましたが、だいたい3日くらい経てば慣れます。
矯正の費用について
矯正の費用は歯医者さんによって違う
一般的に、矯正治療の初期費用は100万円くらいだと言われていますが、歯医者さんによって提示される金額が違います。
私は10件の歯医者さんをまわってカウンセリングを受けましたが、提示された金額はピンキリでした。歯医者さんによって矯正の方法が違うためだと思います。
マウスピース矯正で60万円だよ〜という歯医者さんもいれば、マウスピース矯正は向いてない歯並びだから表側に装置をつけましょう160万円だよ、という歯医者さんもいました。
お金が準備できていなくても、とりあえずカウンセリングへ行くのもいいと思います。もしかしたら、予想していたより安い金額でできるかもしれません。
タイだと28万円で矯正できるらしい
日本の矯正治療費は世界的にみて割高みたいです。
「タイだと28万円で矯正ができる。日本で矯正するより、日本からタイへ通った方が安いですよ」というツイートを見かけました。
気になったのでバンコクにある矯正歯科のwebサイトを見たところ、かなり安いです。
私が日本で130万円払った審美ブラケットの治療がタイだと23万円でできます…!最新のデーモンシステム治療も27万円です。(2018年6月21日現在 1タイバーツ = 3.35090428 円の計算です)
通う頻度や期間にもよると思いますが、安く矯正治療ができてついでに旅行ができるのであれば、タイで治療をすることを考えてもいいかもしれません。
矯正装置について
矯正装置の種類は主にこの3つです。
特徴 | メリット | デメリット | |
表側矯正 | 歯の表側に装着する装置 | 多くの種類の歯並びに対応できる | 装置や針金が銀色のため目立つ 装置に食べカスが挟まりやすく歯磨きに時間がかかる |
裏側矯正 | 歯の裏側に装着する装置 | 周りに気づかれにくい 表側矯正に比べ虫歯や口内炎になりにくい | 裏側矯正は専門性・難易度が高いため、十分な知識・経験がある歯医者さんが少ない 表側矯正と比べて約1.5倍の費用がかかる |
マウスピース矯正 | 透明で薄いマウスピース型の装置 | 周りに気づかれにくい 装着時の違和感が少ない | 指定された装着時間を守らないと治療の結果に影響を及ぼすことがある 治療できる症状が表側矯正よりも限定されている |
私は表側矯正でした。
一般的に想像されるギラッギラな金属ブラケットではなく、審美ブラケットと呼ばれるもの(白や透明など目立たない色のブラケット)を付けていました。
いろんな歯医者さんにカウンセリングに行きましたが、今は審美ブラケットが主流みたいです。

矯正ファッションというジャンルが成り立っているため、裏側矯正やマウスピース矯正などの見えない矯正を選ぶ人はほとんどいないそうです。露店では見た目だけの矯正装置が売っています。(※虫歯や口内炎になるおそれがあるため違法)
アイドルや芸能人も表側の矯正装置をつけたままテレビや広告に出ています。
食事について
矯正装置をつけると、ちょっと気をつけたほうがいいことが出てきます。
装置に色々挟まるので毎食後歯磨きする
矯正装置に色んなものが挟まるので、食事後の歯磨きは必須です。
「繊維の多い葉物野菜がよく挟まる。しかも除去しづらいよね」なんて言いながら、同じ時期に矯正治療を受けていた友人と一緒に歯磨きをしたのを覚えています。麺類もワイヤー部分に絡みまくります。
ハードな食べ物は装置が故障するので避ける
おせんべいやフランスパンなどの固い食べ物は装置が外れたりワイヤーが折れる可能性があるので避けていました。
わたしは唐揚げを口に入れて噛んだ瞬間、装置が外れたことがあります。強い力で噛むと故障しやすいので、大きくて固さがある食べ物は小さく切ってから食べてました。フランスパンも、一口サイズに切れば問題なかったです。
また、お餅やガムなどの粘着力があるものは矯正装置にくっつきやすいので食べられません。
だんだん慣れていって安全な食べ方ができるようになります。
ブラケットに着色するので色が濃い食べものを減らす
審美ブラケットと呼ばれるもの(白や透明など目立たない色のブラケット)をつけていましたが、このブラケットが少し厄介でした。とても着色しやすいのです。
着色しやすい食べ物トップクラスのカレーと珈琲がやめられなかった私は、すぐ黄色くなってしまいました。
お茶や珈琲を口にしないように気をつけていた友人もブラケットに着色していたので、多少の着色はしょうがないのかなと思います。
醤油や味噌などの調味料、色がついた野菜や果物も着色しやすいと言われているので、ブラケットの着色を避けるのはほぼ不可能だと思います。
お手入れについて
矯正治療中は口臭が気になったり、むし歯や歯周病の危険性が高くなります。
矯正器具を着けることによってどうしても歯磨きが難しくなるためです。口クサイ&虫歯なんて絶対イヤですよね。私はイヤだ。
そこでオススメしたいのが「ジェットウォッシャー」という洗浄器。
歯間に詰まった食べカスを取り除き、歯周ポケットを洗浄する素晴らしいお手入れグッズです。歯磨きのあとに使います。
歯並びが悪い人、矯正器具をつけている人、口臭ケアをしたい人おすすめしたいですね。口内環境がグッと良くなるのでコスパ良いと思う。


私はこの子のおかげで虫歯ゼロです。矯正が終わった今も手放せずにいます。コードレスだから外泊先でも使えて便利。
強い水圧で歯の隙間汚れを落とすので、歯茎も丈夫になります。歯垢を取るので歯石にもなりにくいです。口臭予防にも効果的です。歯のお手入れに自信がない人はぜひ試して欲しい・・・!
▼外泊しないよ〜という人は据え置きタイプもありますよ
ちなみに、ジェットウォッシャードルツ様がすごすぎて似たような商品たくさんあるけれど、よくわからないメーカーの安物は使い物になりません。水圧が弱かったり、すぐ壊れたりします・・・。パナソニック様が一番良いです。
歯列矯正に終わりはない?
矯正装置が外れれば歯列矯正終了!一生綺麗な歯並び!というイメージが一般的かもしれませんが、実はそうではありません。
歯は元にあった場所に戻ろうと動きます・・・。
後戻り防止のために歯を保定する

元にあった場所に戻るのを防ぐために、リテーナーと呼ばれる保定装置をつけます。
「元いたところに帰りたいんだけど!」という歯に対して
「いや、ここが新しい場所だよ!動かないで!」と動かないようにおさえておくわけです。
基本的に、食事と歯みがき以外の時間はずっと着けています。
リテーナーを使って保定をしないと、せっかく綺麗に並べた歯並びが元に戻ってしまいます。このリテーナーをサボったり忘れたりして、後戻りをしてしまう人が多いそうです。ああ、恐ろしい。
リテーナーを装着する期間
じゃあこのリテーナー、いつまで装着すればいいの?ということですがちゃんと決まっていません。
目安として、
矯正装置を使って歯を動かしていた期間と同じくらいの期間は毎日装着しようね♪それ以降は歯医者さんと相談しながら、だんだん装着している時間を短くしていこう!
と言われています。
私の場合、あと2、3年くらいは毎日使うと思います。それからは、夜だけ、気付いたときだけなど、装着いている時間を短くしていくのだと言われています。後戻りが恐いので、あと10年は歯医者さんで定期的にメンテナンスしたいなと考えています。
- リテーナーは決して安いものじゃないので失くさないように気をつける必要があります。私は一度夜寝るとき用のリテーナー下段をなくして、作り直してもらったことがあります。3万円飛びました。
- 歯医者さんから遠い場所に引越すなどの場合、予備のリテーナーを作ってもらう人が多いそうです。私も東京を出る時は予備を作ってもらう予定です。
ホワイトニング
矯正装置をつけていた頃はホワイトニングができなかったけれど、リテーナー期間になってからはできます。


3ヶ月に1度、定期検診と同じペースでホワイトニング施術をする人もいるけど、私はそのペースで3〜5万円を払うのはちょっと厳しいです。。
そんな感じなので、5分間で歯のくすみがとれるホワイトニングジェルを家で使っています。
iHerbで購入できます。700円くらい。(Amazonでも購入できるけど、とっても高かった・・・)

Plus White, 5 Minute Speed Whitening Gel、2.0オンス(56 g)
マウスピースとアフターケアリンス付のスターターセットでも1000円ちょっとですね。

Plus White, 5分間 プレミア ホワイトニングシステム, 3ホワイトニングセット
綺麗な歯並びを手に入れて変わったこと

矯正治療をしたら、口を開けて笑えるようになりました。
え?普通じゃない?と思うかもしれませんが、私にとっては大きな進歩です。

2012年12月 歯列矯正の資金が貯まり予定を組み始めた頃。この写真も唇をすぼめてる。
矯正する前は口を開けることに抵抗があったようで、唇をすぼめる癖がついていました。
無意識だったんですけどね、矯正前に撮ったどの写真を見てもほとんど唇をすぼめています。
矯正装置を着けてからは口を開けて笑う練習をはじめました。

2013年12月 矯正装置を着けて4ヶ月目。もうドヤ顔ですね。

2016年3月 矯正装置をつけて2年7ヶ月、外すまであと10ヶ月の頃。口を開けて笑うことに抵抗がなくなった。

2018年5月 矯正装置を外して1年4ヶ月。意識しなくても、口を開けて笑えるようになりました。
悩んでいるなら、一度カウンセリングを受けてみましょう!

矯正治療について知識がない場合、とりあえずカウンセリング行ってみると良いです。もしかしたら思っていたより安く早くできるかもしれないですし。それは歯医者さんに見てもらわないとわからないですよね。
自分の人生をより良くするために矯正治療は必要なのか、正しい判断ができます。

まとめ
歯並びを綺麗に治さなくても生きていけます。
すこし出っ歯だったり、曲がって生えていてもそれがその人の個性だしカワイイと思う。歯の矯正をするしないは個人の自由です。
わたしの場合は、歯並びを整えたことで少しだけ生きやすくなりました。勇気を出して(お金も出して)治療をはじめてよかったと心から思っています。
もし矯正治療に迷っているのなら、自分の人生にキレイな歯並びは必要なのか考えてみてください。一度、歯医者さんへカウンセリングに行くのも良いと思います。カウンセリングを受けると、自分が自分の歯並びに対してどんな気持ちを抱いているかよく知ることができます。
この記事が、矯正治療に興味がある人の参考になったら嬉しいです。